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りそな、通帳利用に手数料。11枚以上の両替手数料値上げ
2022年7月5日 17:17
りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行は、通帳利用手数料の新設、両替手数料および手形・小切手発行手数料の改定を行なう。新設・改定日は、両替手数料が10月3日、通帳利用手数料と手形・小切手発行手数料が2023年1月16日。
通帳利用手数料を新設する目的は、デジタルチャネルの利用促進。「マイゲート」(インターネットバンキング)の機能改善に伴い、デジタルにおいて無期限で入出金明細の閲覧が可能となること、およびデジタル化進展に伴うペーパーレスでの取り引き促進の観点から、2023年1月16日以降に新規口座開設し、紙の通帳を利用する個人の普通預金口座を対象に新設する。
1月15日以前に開設した口座およびインターネット通帳「TIMO」利用の口座には、通帳利用手数料は発生しない。また、口座開設時の年齢が70歳以上の場合や、給与または年金の受け取り口座などによりクラブステータスが「パール」以上の場合は対象外。
手数料金額は年間550円で、口座開設月から15カ月後の引落し。初回は2024年4月となる。口座残高が手数料金額に満たない場合には、無通帳(紙通帳を利用停止)へ自動的に切り替わる。
そのほか、手数料対象口座のうち、2024年1月末以降の各月末時点で記帳されていない取引明細が500件以上となった場合、無通帳(紙通帳を利用停止)へ自動的に切り替わる。
なお、りそなグループアプリでは入出金明細の表示期間を無期限としているが、9月12日からマイゲートでも現状の13カ月から無期限に変更される。またTIMOは2023年1月16日に終了し、「無通帳型」となる。TIMO契約者は終了後も継続して無通帳口座として利用でき、対応は不要。
窓口での円貨両替手数料の改定内容は、1枚~10枚のみ引下げで、従来の550円から改定後220円へ変更。11枚~500枚は550円から改定後770円、501枚~1,000枚は1,100円から改定後1,540円、以降500枚毎に加算される料金は550円から改定後770円となる。従来りそなグループの通帳・キャッシュカード提示で1日1回10枚まで無料だが、改定後はこのサービスはなくなる。
両替機での円貨両替手数料については、1枚~500枚は300円から改定後400円、501枚~1,000枚は600円から改定後800円となる。なお、りそなグループのキャッシュカード・両替機専用カード利用で1日1回10枚まで無料。
小切手発行手数料および手形発行手数料はともに、2,200円から改定後11,000円となる。