ドコモとURの団地スマート化、屋外の熱中症・降雨などピンポイント提供

NTTドコモとUR都市機構は、団地の屋外環境のピンポイント情報を見える化して情報を配信する実証実験を行なう。期間は7月4日～12月23日。

実証実験が行なわれるのは、横浜市金沢区の金沢シーサイドタウン並木一丁目第二団地。団地の住人が対象で、団地内に設置されている各種のセンサーやAIカメラで計測された情報を元に、Webアプリで屋外環境や混雑状況などの情報の見える化を行なう。

またLINEアプリでは実証実験用の公式アカウントから熱中症アラートや降雨通知などで、健康や快適な生活を推進、行動経済学に基づくメッセージを配信して潜在ニーズの掘り起こしも図る。

実証実験では団地の屋外情報の見える化に対する受容性や有用性を確認し、団地にスマート技術を導入する検討材料にする。

UR都市機構とドコモは2020年12月にスマート技術の導入・環境整備について共同研究の協定を締結しており、今回の取り組みもその一環。今回の実験では、5GやWi-Fi通信環境を団地屋外に整備・構築し活用されている。