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オメガ シーマスター、6000m防水「ウルトラディープ」一般販売

オメガ「シーマスター プラネットオーシャン ウルトラディープ」コレクション

スウォッチ グループ ジャパンは、「オメガ」の新作として、6,000m防水を実現したダイバーズウォッチ「シーマスター プラネットオーシャン ウルトラディープ」コレクションを発表した。バンドの素材の違いを含め7機種をラインナップする。機械式の腕時計で、価格は143万円~157万3,000円。

オメガは2019年に初代となるウルトラディープを発表、探検家による太平洋のマリアナ海溝の海底を目指すミッションに参加し、船外で水深10,935mに到達して、(人類と)時計の潜水記録を塗り替えている。

2022年に一般販売されるウルトラディープ・コレクションは、初代で考案された流線型の非対称ケースや時計の保護に優れる「マンタ ラグ」など、各所のデザインを継承している。6,000m防水の技術仕様に関しては4件の特許を出願中。

2021年には、水深6,269mのマリアナ海溝にて、発売されるウルトラディープの実地試験も実施された。このほか、腕時計では初めてという、スイス連邦計量・認定局(METAS)がISO 6425の基準を満たしていると認定した飽和潜水用ダイバーズウォッチであることを示す「For Saturation Diving(飽和潜水用)」が刻印される。

チタン製モデルのマンタ ラグ。METASがISO 6425準拠を認定する「For Saturation Diving(飽和潜水用)」が刻印される

チタン製モデル

象徴的なモデルは、グレード5のチタン製ケースを採用。NATOストラップ用となるユニークな形状の「マンタ ラグ」を備える。ベゼルはセラミック製で、ダイヤルはセラマイズドチタン製、風防はドーム型のサファイアクリスタル。ストラップは漁網を100%リサイクルして作られたNATOストラップとなっている。価格は157万3,000円。

O-MEGAスティール製モデル

ステンレススチール製ケースのモデルは、新開発のステンレススチール合金「O-MEGAスティール」を使用する。これは通常の腕時計で使われるステンレススチールの水準を上回る品質とし、強度、白さ、耐食性(錆びにくさ)、光沢に優れるという。ベゼルはセラミック製。ドーム型サファイアクリスタルは耐荷重に優れる面取りが施される。深海での保護性を高める新しいリューズガードを装備する。

ダイヤルのカラーはブルーからブラックといったのグラデーションカラーやホワイトもラインナップする。ダイヤルは光沢仕上げで、針とインデックスは18Kホワイトゴールド仕上げ。

ストラップはラバーストラップのほかO-MEGAスティール製ブレスレットがラインナップされる。

価格はラバーストラップのモデルが143万円、メタルブレスレットのモデルが147万4,000円。

ムーブメント

いずれもムーブメントは機械式で自動巻きのコーアクシャル マスター クロノメーター キャリバー8912。振動数は25,200振動/時、パワーリザーブは60時間、石数は39石。特徴として、15,000ガウスの耐磁性能、シリコン製ヒゲゼンマイ、オメガ フリースプラングテンプ、コーアクシャル脱進機、ツインバレル、耐衝撃システムのニヴァショックなどを装備する。スイス連邦計量・認定局(METAS)認定テストの合格を証明するマスター クロノメーター認定書が付属する。

いずれのモデルも、大きさはケース径が45.5mm、厚さが18.12mm。ベルトの幅(ラグ側)は22mm。

オメガは、2022年の新作として、シーマスター、スピードマスター、コンステレーションの3つのコレクションでそれぞれ新製品を発表。これに先駆けて1月にスピードマスターの1機種が発表されていたが、春に向けまとまって発表された形。全体として、「海底から月面まで」という幅広いストーリーや高い性能に加えて、一部にユニークな新色も加わっているのが特徴。