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東電EP、太陽光+昼間エコキュートで光熱費を抑える新プラン
2022年1月25日 18:00
東京電力エナジーパートナー(東電EP)は、関東エリアにおいて、太陽光で電気を「つくる」「ためる」「つかう」新サービスを2月1日開始する。初期費用無料の太陽光発電と新型エコキュートを組み合わせた新たな料金プランを展開する。
新サービスは、太陽光発電・蓄電池を初期費用無料で戸建てに導入し、毎月定額で利用できるPPAサービス「エネカリプラス」と、昼の家庭での電気自家消費を促進する昼間沸上げ形家庭用ヒートポンプ給湯機「おひさまエコキュート」専用の電気料金プラン「くらし上手」。
これまでも戸建てのリフォーム向けにリース方式で、太陽光発電設備などを設置する「エネカリ」を展開していたが、「エネカリプラス」は新築戸建を中心に展開し、契約者宅の屋根を東電EPが“借り”て設置し、発電した電気を契約者が使えるというサービス。
エネカリプラス契約者は、自宅の屋根で発電された電気を、自宅で使用(自家消費)できる。太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、昼は太陽光の電気、夜は蓄電池の電気でまかなうなど、電力会社から買う電気を減らして、光熱費を削減可能となる。
セット利用を想定した、新型のエコキュート「おひさまエコキュート」も新開発。太陽光発電設備が発電する時間帯に空気の熱を利用してお湯を沸かす貯湯式ヒートポンプ給湯機で、ダイキンが2月1日から対応機器を発売するほか、パナソニック、三菱電機も順次発売を予定している。
従来のエコキュートは「深夜」の電気料金が安い時間帯を使ってお湯を作るのが基本となっていたが、近年は夜の電気料金が高くなっている。そのため、太陽光発電できる「昼間」を前提に動作する「おひさまエコキュート」を開発し、自家消費を前提とした専用の料金プラン「くらし上手」と組み合わせることで、環境に優しく、かつ光熱費の削減が図れるという。また、おひさまエコキュートは「従来のエコキュートよりエネルギー効率で6~9%向上している」という。
太陽光で電気を「つくる」「ためる」「つかう」を一貫して提供。エネカリプラスでは、設備の管理は東京電力エナジーパートナーとなるため、メンテナンスなども手間も省けるという。契約期間は10年または15万件。
今後の目標は、2030年度までに、電化メニュー契約件数82万件以上(くらし上手は32万件以上)。