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NTT、人それぞれの“モテ因子”を見つけ出すアプリ「MOTESSENSE」

MOTESSENSE 開始画面

NTTは、誰もが持っている「魅力的な個性」の発見を助けるアプリケーション「MOTESSENSE」を開発。話し方、表情や仕草、言葉の内容などから「モテ因子」を見つけ出す。

他人と比較して個性的な点こそが魅力であるとの考えから開発したアプリケーション。見た目や地位などによらない、魅力的な個性に関する因子「モテ因子」を、AIにより自動で見つけ出すことを目的とする。モテ因子の解析には、NTTの次世代メディア処理AI「MediaGnosis」を使用している。

MOTESSENSEでは、シチュエーションに応じたロールプレイの様子をカメラとマイクからセンシング。表現力、思考、味、雰囲気、アクティビティという5種類の観点に対して独自にモテ因子を定義し、センシングした情報から、話し方、表情や仕草、言葉の内容などを総合的にAIで診断してモテ因子を見つけ出す。

MOTESSENSEを利用した人は、自身の魅力を客観的に見つめ直すことができ、様々な観点で平均的な人との違いや個性的な点を知ることができるとしている。

NTTは、MOTESSENSEが魅力的な個性の発見に役立ち、個人のウェルビーイングの形成に寄与できるかを検証するため、多様なジャンルの人とコラボレーションした実証実験を開始。今まで気づかなかった魅力的な個性を利用者に気付かせることが、利用者の助けになるかを検証する。あわせて、診断結果について多くの人に知ってもらうことにより、社会の「多様性」を再認識してもらうことを目指す。

実証実験に関する企画サイトを11月15日に公開。また、11月16日から19日に開催するNTT R&Dフォーラム2021にて展示する。一般利用公開は未定。

実証実験にて得られた知見は、MediaGnosisの研究開発にフィードバックする予定。また、MOTESSENSEの高度化のほか、面接やプレゼンテーションの練習や接客支援等のアプリケーションの開発にも活用する。なお、MOTESSENSEによる診断は、他人の嗜好に依存した処理は含まれておらず、良し悪しを診断するものではないとしている。

MOTESSENSE