下北沢の駅高架下の新施設は「ミカン下北」 ‘22年3月開業

京王電鉄は、下北沢駅高架下で開発を進める新施設の名称を「ミカン下北」に決定、2022年3月に開業すると発表した。

下北沢の魅力を「常に未完であること」に見出し命名。A～Eまでの5街区で構成され、個性的な飲食店を中心とする商業エリアと、コワーキングオフィスやスモールオフィスなどのワークプレイスが同居する、遊ぶと働くが混ざる新しい下北沢の形を提案する施設としている。

具体的には、下北沢に初出店となるSHARE LOUNGEを併設した「TSUTAYA BOOKSTORE」(A街区)、下北沢発祥のメガネブランド「Zoff」(E街区)、下北沢の人気店「東洋百貨店」(A街区)の2号店、商業施設への出店自体が珍しい人気飲食店など20店舗が出店予定。

また世田谷区との取り組みによる「図書館カウンター」(E街区)を設置し、区民の利便性向上も図る。同施設は区立図書館が所蔵する資料の予約や貸し出し、返却等に特化した施設で、区内で3施設目。

ワークプレイスは下北沢最大級を謳い、個人単位で利用できるコワーキングスペースや2～10名で利用するスモールオフィスを用意。スタートアップ企業の誘致も進めていく。

施設の開業は2022年3月を予定し、B街区は2022年夏になる見込み。なお、C街区(駐輪場、370台)は2019年3月に開業している。