新型「ホンダジェット」。大型化しノンストップで米国横断

ホンダ エアクラフト カンパニーは、新型小型ビジネスジェット「HondaJet 2600 Concept」を発表した。ネバダ州ラスベガスで開催されているビジネス航空ショー「ナショナル ビジネス アビエーション アソシエーション」で参考展示したもの。

ホンダ独自の技術である主翼上面エンジン配置、自然層流翼型・ノーズ、コンポジット胴体をさらに進化させ、ライトジェット機として世界で初めてノンストップでの米国大陸横断(ニューヨーク－ロサンゼルス間)が可能になる小型ビジネスジェットのコンセプト機。ライトジェット機は、ベリーライトジェット「HondaJet Elite S」の一つ上のクラス。

ライトジェットクラス最大の座席間スペース、室内高とし、高い静粛性、目的別に選べる3つの座席レイアウトを提供する。乗員・乗客は最大11名。パイロットは1名で、オートスロットルやオートブレーキなど、システムの自律化および電動化を実現した高度な先進技術を新たに導入。パイロットの負荷を軽減し、機体運用の安全性徹底にも貢献する。

最大航続距離は2,625ノーティカルマイル(約4,862km)、最大巡航速度は450ノット(約833km/h)、最大運用高度47,000フィート(約14,326m)。

燃費性能は通常のライトジェット機より20％、中型ジェット機に対して40％以上の燃費向上実現を目指す。