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東急、田園都市線8500系車両を販売。1両176万円
2021年10月5日 13:13
東急電鉄が、田園都市線8500系車両の特別販売を実施している。車両1両、先頭部分カットモデル、運転台などを販売する。価格は車両1両が176万円、先頭部分カットモデルが2,420万円、運転台が85万円。
8500系車両は1975年の導入以降、田園都市線を中心に運用されていたが、2020系車両の導入に伴い順次廃車が進み、現時点では残り4編成となっている。
これまで廃車となった8500系車両の車号板やつり革など廃車部品の販売をWeb販売サイト「TOKYU STYLE」などで行なっていたが、今回新たな企画として、今後廃車予定の8622編成、8630編成の車両にて、車両1両や先頭部分のカットモデルなどの販売を行なう。
販売するのは、(1)車両1両、(2)先頭部分カットモデル、(3)運転台で、(1)で完売となった場合は(2)(3)での販売はなく、(1)(2)で完売となった場合は(3)での販売はない。対象車両は8522号、8622号、8530号、8630号。
車両1両では、台車や床下機器などを含めて1両をそのまま販売する。
先頭部分カットモデルでは、車両の先頭部を希望の長さにカットし、切り口などを加工した上で販売する。
運転台では、運転台部分を車体から取り外し、各パーツを分解した状態で販売する。乗務員座席、電圧計・電流計などの計器盤、正面貫通扉の車号板(赤帯の番号部分)も希望に応じて譲渡する。車号の指定はできない。
申込受付はメールで、審査の上、車両を適切に保存できると判断された場合のみ販売する。8622号、8630号は感電事故防止のため、バッテリーを取り外した状態での販売となる。輸送費用、車両降ろし用クレーンチャーター費用などの諸費用は購入者負担。申込締切は、8522号、8622号が10月20日、8530号、8630号が11月20日。先着順での受け付け。
そのほかTOKYU STYLEにて、車体側面のコルゲート部カットの販売を行なう。8622編成、8630編成のものではない。
車体側面コルゲート部カットの価格は55,000円で、販売数は300個。8500系車両の車体側面のコルゲート部分を縦横約30cm程度でカットしたものを販売する。車体側面コルゲート部カットと車号板・製造所銘板をセットにし、座席シートの生地で梱包した特別セットも販売する。価格は85,000円で、販売数は50セット。車号板の車号、製造所銘板の字体や年代などの指定はできない。販売は、11月下旬、2022年1月下旬の2期に分けて実施する。