ニュース

顔認証での本人確認・スマートロック・決済連携サービス、凸版ら4社

新認証デバイスのテスト運用の様子

凸版印刷、AWL(アウル)、Photosynth(フォトシンス)、グローリーの4社が、顔認証と生活者主権の情報流通を駆使したサービスの連携・事業化に向け、協業を開始する。

顔認証での本人確認、物理的なカギを用いない電子錠の開閉、決済といったシームレスなサービスの実現を目指す取り組み。開発に向け、AWLのエッジAIソリューション「AWL Pad」、フォトシンスの後付け型スマートロック「Akerun」、グローリーの生体認証決済サービス「BioPay」を、凸版印刷の生活者主権の情報流通プラットフォーム「MyAnchor」とデータ連携させる。

協業の各社提携イメージ

個人情報保護・認証機能サービスであるMy Anchorと、各サービスの連携、活用ソリューションを実現することで、生活者は自ら管理する情報を活用し、様々なサービスを物理的なカギを用いることなく利用可能となるという。また、事業者側にとっても顔認証ソリューションを利用したサービス提供が、従来に比べ簡単かつ安価で可能としている。2021年中に凸版印刷の社内施設にて実証実験を開始する予定。

各社の事業・サービスを組み合わせたサービスの概要イメージ

また、活用サービスの第1弾として「レンタルスペース」サービスを予定。MyAnchorで連携されたAWL Pad、Akerunをドアに設置し、スペースの遊休時間をマーケットプレイスに登録することによる、生活者とのマッチングおよびBioPayによる決済等の連携サービスを提供する。

利用者はマーケットプレイスから利用したいスペースを検索し、利用に必要なパーソナル情報をMyAnchorからオプトインすることで、物理的なカギを用いることなく顔認証で利用できるという。2022年中のサービス提供を目指す。

デバイスをもとに開発中のレンタルスペースサービスイメージ