ニュース

三菱UFJ銀行のIDで他社サービスにログイン。10月スタート

三菱UFJ銀行は、インターネットバンキング「三菱UFJダイレクト」の利用者が、同サービスのアカウントを使って、外部サービス会社のオンラインサービスに登録・ログイン出来るようになる「ID連携 APIサービス」を10月より開始する。

三菱UFJダイレクトのアカウントを利用し、事業者のオンラインサービスへ登録・ログインできるようになる「ID連携機能」と、三菱UFJダイレクトの利用者情報を同意を前提に事業者に連携する機能をAPI形式で事業者に提供する。

事業者としては、三菱UFJのセキュリティ基準を充たした認証機能を事業者サービスの当人認証で利用できるほか、銀行口座開設時に犯罪収益移転防止法に基づいて実施した本人確認済情報を事業者が提供するサービスへの申込時の身元確認に活用できる。さらに、新規の会員登録時に、APIから取得した情報を登録フォームに埋め込み入力項目を減らし、事業者サービスにおける会員登録率を高められるという。

利用者にとっても、三菱UFJダイレクトのアカウント情報を使えるため、入会時の入力を減らせるほか、使い慣れた三菱UFJダイレクトのアカウントを使えるため、事業者ごとに固有のID・パスワードを設定する必要がなくなる。なお、連携される利用者情報は、氏名や生年月日、住所、性別、電話番号、メールアドレス。

現在、三菱UFJモルガン・スタンレー証券とFinatextホールディングスが同サービスの導入を予定しており、今後、導入先を順次拡大していく。