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シチズン、銀箔・漆を手作業で仕上げた機械式腕時計
2021年9月9日 08:00
シチズン時計は、「シチズンコレクション」のメカニカル・シリーズの新作として、銀箔と漆で仕上げたダイヤルが特徴の2モデルを10月下旬に発売する。機械式の腕時計で、価格は「繭色」が143,000円、「鈍緋色」が132,000円。
ベーシックデザインが特徴の「シチズンコレクション」に加わる、銀箔と漆を用いたダイヤルが特徴の機械式モデル。ダイヤルは漆の老舗「坂本乙造商店」との共同開発で、金属板に漆を塗り、銀箔をまぶすように載せ、さらに塗装するという手順で、ひとつひとつが手作業で仕上げられる。同じ仕上がりはひとつとして存在しない、独特な風合いが特徴になる。
「繭色」(まゆいろ)のダイヤルのモデル「NB3020-08A」は、繭の白をイメージ。白い漆に銀箔をまぶすように載せ、さらに白い塗装を重ねて、白斑(しらふ)柄に仕上げた。つやのあるコードバンの革バンドが組み合わされる。
「鈍緋色」(にびひいろ)のダイヤルのモデル「NB3020-16W」は、紅葉と森の夕暮れの薄墨を表現。漆を塗布した金属板に硫化させた銀箔を貼り、ぼかし塗装を施すことで、硫化銀箔が斑柄となって現れる。型押しのカーフの革バンドが組み合わされる。
どちらもダイヤルの6時位置には24時間計、10時位置にはパワーリザーブインジケーターを備えている。
ムーブメントは自動巻きの「Cal.9184」。精度は平均日差-10～+20秒。パワーリザーブは約40時間。振動数は28,800振動/時。石数は26石。シースルーバックで裏蓋からメカニカルムーブメントを確認できる。
風防は無反射コーティングが施されたデュアル球面サファイアガラス。ケースはステンレス製で、耐傷性に優れるデュラテクトプラチナが施される。防水性能は10気圧防水。大きさはケース径40.5mm、厚さは14.1mm。
