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Google日本法人が20周年。進化を続ける検索・マップ

Google 日本法人は、1日に20周年を迎えた。同社は2001年9月1日、東京・渋谷区にGoogleの初の海外拠点として開設された。当時、同社のサービスは2000年に日本での提供を開始したGoogle 検索のみだった。

日本法人のブログでは20年間の歩みが図版と動画で紹介されており、それによると'02年にGoogle 広告を開始、'05年にはGoogle マップが登場した。Gmailがリリースされたのは'06年で、その年にモバイルでの検索や広告表示に対応した。翌年の'07年にYouTubeが開始され、'08年にGoogle マップでストリートビューが利用できるようになった。

'05年当時のGoogle マップ。Internet Watchより
'07年当時のYouTube。Internet Watchより

日本初のAndroid搭載スマートフォンが'09年に発売。日本語の音声検索もスタートした。'11年には東日本大震災を受けて、安否確認サービスの「パーソンファインダー」や被災地の写真や動画を共有できるサイトを公開した。'18年にはPixelシリーズを発表。'10年に六本木にオフィスを移していたが、'19年に再び渋谷に戻った。

現在では、検索は画像や動画を対象とした検索、音声や鼻歌による検索にも対応。Google マップでは、コンピュータでの目的地の検索から、モバイルでの現在地周辺の検索も増加した。この20年間の働き方の変化に合わせて、女性の活躍を支援するプロジェクトや、デジタルスキルトレーニングも実施している。

昨年以降の新型コロナウイルス感染症については、信頼性の高い情報を見つけやすくする取り組みを複数行ない、ワクチンに関しても検索やマップで概要や近隣の接種ができる医療機関の情報を提供している。

Google マップの新型コロナワクチン接種会場表示
Thank you for 20 years | Google

同社は、20周年に当たり感謝の言葉とともに、「これからもすべての人にとって便利で使いやすい製品を日本の皆様にお届けしていけるよう、真摯に取り組んで参ります。」とコメントしている。