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ファミペイ「翌月払い」開始。チャージ不要・手数料無料

ファミリーマートは、ファミペイの決済機能「FamiPay」の新サービスとして、「ファミペイ翌月払い」を9月7日に開始する。

ファミペイ(FamiPay)翌月払いは、FamiPay残高が不足していても、利用者毎に設定されたファミペイ翌月払いの枠内で支払いができるサービス。ファミペイ翌月払いの利用分は、登録した銀行口座から翌月27日にまとめて引き落とされる。

手数料は無料。利用可能枠は最大で10万円。通常の買物のほか、各種公共料金やチケットなどのFamiポートサービス、ファミリーマート以外のファミペイ加盟店での支払いといった、FamiPay払いに対応したすべての支払いに利用できる。また、FamiPay払い同様にFamiPayボーナスも貯まる。

1万円以上の利用で最大6カ月先までスキップ(繰り越し)が可能。スキップした場合は別途手数料が発生する。手数料は利用額や繰越期間により異なる。

例えば1月に1万円以上2万円未満を利用の場合、2月27日の支払いで手数料無料、3月27日にスキップで100円、以降1カ月毎に100円ずつ増え、6カ月スキップの8月27日払いでは600円となる。

この仕組みについて担当者は、クレジットカードで一括払いだと手数料がかからず、リボ払い等を利用すると利息がかかる仕組みに近いとする。つまり、クレジットカード同様にチャージすることなく、FamiPayを使った支払いができるサービスとなる。

事前の審査があり、利用可能な場合のみアプリ上のサービスアイコンから申し込みが可能。審査は信用情報機関のCICとFamiPay信用スコアを利用する。また利用には申し込みが必要で、サービス一覧から「FamiPay翌月払い」を選択し、銀行口座登録、本人確認等を行なったうえで申し込む。審査完了後プッシュ通知が届き、利用可能となる。なお本人確認には、Liquidの「LIQUID eKYC」を採用している。

申込後には、FamiPay残高の欄にチャージしてある分の通常の残高と翌月払い利用可能残額の合計が表示される。例えば通常残高が1,723円で、4,010円の支払いをした場合、不足分はチャージすることなく2,287円が翌月払いとして適用される。

サービス提供の狙いは、コード決済におけるチャージの手間からの解放。少しチャージが足りない時や、公共料金や自動車税など普段チャージしないような額の支払いをしたい時でも、チャージをすることなく、手数料不要で支払える点をメリットとする。

またファミペイ翌月払いは、決済時に残高不足額を自動充当(チャージ)されるというチャージ方法の1つという位置づけで、チャージ方法拡充に向けたサービス。クレジットカード情報をアプリに登録したくないなどの声に応える。

なおサービス提供は、割賦販売法における登録少額包括信用購入あっせん業者へファミマデジタルワンが事業者登録のうえ開始する。