ラクスル、アナログなコーポレートIT業務を自動化「ジョーシス」

ラクスルは、情報システムエンジニアの業務を支援するITデバイス＆SaaSの統合管理クラウド「ジョーシス」をリリースした。

新型コロナウイルスの影響でテレワークが普及した結果、企業のITインフラを管理する情報システム部門(コーポレートIT)業務の負担が増大していることをうけ、その業務を自動化・一括管理するプラットフォーム。コーポレートITのアナログな支援業務の自動化を実現し、PCの保守などデジタル化が難しい物理的な作業も請け負うことで、コーポレートIT領域の「不」を解決。業務効率改善・管理コスト削減・セキュリティレベル向上を実現する。

コーポレートITは、その業務の過酷さから離職率が高く、それに伴う外注依存、人材不足などによるITデバイスの管理不足、セキュリティリスクの増大などが社会問題になっているという。

ジョーシスでは、人事系SaaSと連携したクラウド従業員アカウントを管理可能で、従業員がどんなデバイスやアプリを利用しているかが一目で分かる。API未対応アプリやオンプレソフトウェアも管理可能で、契約体系や料金も管理できる。

SaaSアカウントの一元管理も可能で、アカウント発行・権限/プラン設定からアカウント削除・停止までがワンクリックで可能。従業員の退職時などに、アカウントを停止し忘れることがなくなる。また、従業員台帳と連携し、SaaSの利用状況を可視化。不要なアプリを管理してコスト削減も可能になる。

企業内で利用するPCなどのITデバイスは、オンラインストアで一括購入が可能。購入したデバイス類はジョーシスに自動で登録される。デバイスは、キッティング(社内向けの各種設定など)後に納品するか、ジョーシス倉庫での保管も可能。外部購入のデバイスについても倉庫に送ればキッティングだけのサービスも提供する。

デバイス販売やキッティングサービスなどは、協業するTooが担当する。