ニュース

テスラ、人型ロボット開発へ。2022年公開

テスラは、同社が開催したイベント「AI Day」で、人型ロボットの開発を表明。2022年にプロトタイプを公開する。

人が行なう作業は人型が適しているという考え方から、人型のロボットにより人間が行なう作業を代替するというコンセプト。外観は全身をスーツで覆った人間というイメージで、頭部には情報表示用のスクリーンや、ニューラルネットワークで制御されるマルチカメラを装備。胸部にコンピュータを備え、自律的に動作する。

全身に40のアクチュエーターを搭載し、手のひらは人間と同レベルの動きができるとする。身長は5フィート8インチ(約173cm)、体重は125ポンド(約57kg)と、人間と同等レベルの身長、体重で、時速約8kmで移動が可能。

発表された資料では、人間と同等に背筋と膝を伸ばして直立した姿が描かれており、人間そのものという雰囲気だが、会場で公開されたのはCGによるイメージと、動かないモックアップのみ。実際にどこまで実現され、本当に人の代替作業を行なえるレベルになるのかは未知数だ。人間のように膝を伸ばして歩行するロボット自体が非常にハードルの高い目標で、その上、人と同じような作業が可能であれば、人型ロボットとしてブレイクスルーともいえる偉業になる。今後の動向を見守りたい。

会場で公開されたモックアップ
こちらはダンサーによるパフォーマンス
発表は2時間5分頃から