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新型「IQOS ILUMA」はブレードレスで汚れない。スティックも新仕様
2021年8月17日 19:50
フィリップ モリス ジャパンは、加熱式たばこの新型「IQOS ILUMA(イルマ)」およびIQOS ILUMA専用たばこ「TEREA(テリア) スティック」を、8月18日に発売する。デバイスは「IQOS イルマ プライム」と「IQOS イルマ」をラインアップし、価格はイルマ プライムが12,980円、イルマが8,980円、スティックは550円。
IQOS イルマ プライムとIQOS イルマはデザインが異なるのみで、加熱式たばことしての機能は同じ。両製品の、従来のIQOSシリーズとの大きな違いはブレードがない点で、これまではブレードにスティックを刺して加熱していたが、イルマでは刺すことなく加熱する。
また専用たばこのTEREA スティックも外観が大きく変わっており、これまではスティックの先端にたばこ葉が露出していたが、TEREA スティックでは紙で覆われている。
これにより、従来モデルで発生していたブレードの破損の心配がなくなるとともに、たばこの残りかすが出ないことからクリーニングの必要がなくなる。
これは「スマートコア・インダクション・システム」の搭載により実現した仕様。スティックの内側にステンレスでコーティングされた金属製の誘熱体を内蔵しており、これによりブレードがなくても内側からの加熱を可能とした。
新機能として、オートスタート・オートストップ、スマートジェスチャーリフトアップ、スマートジェスチャーダブルタップを搭載。各機能とも機能の無効化もできる。
オートスタートは、スティックをホルダーに挿入すると自動的に加熱が始まる機能。またボタンを長押しすることで手動で加熱を開始することも可能。使用中にスティックが動いたり、ホルダーから取り出された場合には自動停止する。
スマートジェスチャーリフトアップは、使用していない時にホルダーを手前に傾けるとライトが点灯し、残りの使用可能回数を確認できる機能。IQOS イルマの連続使用回数は2回までで、2本使用可能な状態の場合はライトが2つ点灯、1本の場合は1つ点灯する。
スマートジェスチャーリフトアップは、使用中にホルダーのスティック挿入口付近を軽く2回たたくことで、バイブレーションにより残りの使用時間が通知される機能。バイブレーションの回数により、25％ごとの4段階で通知する。
そのほか、従来のIQOSに比べて匂いが少ないことも特徴としている。
本体充電サイクルは20回毎で、充電時間は約135分、ホルダー充電サイクルは1分50秒、1回の利用可能時間は6分もしくは14パフ。
TEREA スティックのラインアップは11種類。従来のIQOSのマールボロ ヒートスティックと同様のラインアップで、「フュージョン・メンソール」のみTEREA スティックでは販売されない。発表会では実際に試すことができレギュラー製品を吸ったところ、加熱方式が変わっているとはいえ、従来のIQOSの同銘柄とほぼ同じ味わいを楽しめるように感じた。
デバイスの外観は、IQOS イルマでは「IQOS 3 DUO」の形状を継承。IQOS イルマ プライムは本体にアルミニウムを使用しているほか、ラップカバーを採用し、幅広いカスタマイズが可能としている。プライムはIQOS イルマのフラッグシップモデルという位置づけ。
カラーは、IQOS イルマ プライムがジェイドグリーン、ゴールドカーキ、オブシディアンブラック、ブロンズトープの4色、IQOS イルマがモスグリーン、ぺブルベージュ、ぺブルグレー、アズールブルー、サンセットレッドの5色。
アクセサリーとして、ホルダーのスティック挿入口に取り付けられるリングを発売。また、IQOS イルマ プライム用にポケットチャージャー部分のラップカバー、IQOS イルマ用にドアカバーやスリーブのカラーラインアップを用意する。
販売は、8月18日からIQOS ILUMA Lab 渋谷(期間限定ポップアップストア)および全国IQOS ストア、9月2日からIQOS ショップ、IQOS コーナー、コンビニエンスストアを含む全国のたばこ取扱店舗で順次開始する。また、IQOS オンラインストア、IQOS LINE公式アカウントにて8月17日に予約受付を開始し、予約の場合9月2日から順次発送する。
発表会では、フィリップ モリス インターナショナル CEO ヤチェック・オルザック氏が、「煙のない社会」実現というフィリップ モリスが掲げる目標について説明。フィリップ モリスの紙巻たばこ日本撤退については明言はしなかったが、紙巻たばこ喫煙者が同社の煙の出ない製品に切り替え、2025年までに同社の紙巻たばこ喫煙者を5,500万人減らすこと、同社の純収入の50％以上を煙の出ない製品で占めることを目指すと話した。
