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「Ploom X」を吸った。JTの体感型「X_VISION」
2021年7月30日 10:45
JTは、高温加熱型たばこ用デバイス「Ploom X」の発売を記念した体感型エキシビジョン「X_VISION inspired by Ploom X」を開催。スタートに先駆けてメディア向け内覧会が実施され、そこでPloom Xを体験してきた。
エキシビジョンはVIVEL渋谷(東京都渋谷区宇田川町23-10)の、1階と2階の2フロアで展開。1階ではPloom Xの世界観を表現したアート作品展、2階ではPloom Xを体験できるラウンジスペースや商品説明、デバイスの販売を行なう。実施期間は8月3日から11月14日まで。営業時間は11時から20時。20歳未満の入場は不可。
Ploom Xのデザインは、高温加熱型の旧機種である「Ploom S 2.0」からガラリと変わっている。デバイスの表面にボタンがない点が大きな特徴で、またスリムになっており、スタイリッシュな印象を与える。
一般的に加熱式タバコはボタン操作により加熱をスタートさせるが、ボタンがないということはどのように起動するのか? 実際には表面にボタンがないだけで、フロントパネルの内側に設けられている。加熱をスタートさせる際にはフロントパネルの上から、デバイスの中央付近のボタンエリアを長押しする。
ボタンが見えないため最初は戸惑うが、慣れれば難なく起動できるようになる。フロントパネルを外してボタンの位置を確認しておけば、慣れるのはより早い。パネルを外した状態では使用できない。
加熱待ち時間は約25秒で、1本あたりの使用可能時間は約5分。Ploom S 2.0は30秒で約4.5分だったので、待ち時間短縮と使用可能時間延長を同時に実現したことになる。
充電時間は110分で20本喫煙可能。Ploom S 2.0は60分の充電で20本だったので、こちらは長くなった。これは、新しい加熱方式を採用したことが理由に挙げられるという。
Ploom Xでは、吸い応えを向上させるため、空気の流れに着目した加熱技術「HEATFLOW(ヒートフロー)」を搭載。またたばこスティックもリニューアルされており、ヒートフローと相性の良いブレンドとなっているという。実際に同じスティックで吸い比べてみると、味わいが強くなるとともに、その味わいがより自然に口の中に広がるように感じられた。
残り使用可能時間の目安は、デバイスのボタンエリアの上にあるLEDで確認可能。バッテリー残量はスティックを差し込む部分のスライドカバーを開けることで、同じLEDで確認でき、バッテリー残量が少ない際には3回点滅、1本も吸えない場合は速く点滅する。
Bluetoothでスマホと接続できる点も特徴。詳細なバッテリー残量の確認ができるほか、デバイスとスマホを接続している場合のみ加熱をスタートできるデバイスロック機能、スマホとデバイスを最後に接続した場所を確認できる紛失時のデバイス探しサポート機能が備わっている。
カラーはスレートグレイ、シルバーの2色展開。Ploom Xの発売に合わせて、たばこスティックの新銘柄「メビウス・リッチ」「メビウス・メンソール・フレッシュ」「キャメル・リッチ」を発売。Ploom Xを好みの色にカスタマイズできるフロントパネルなどの別売アクセサリーも展開する。
2階にはラウンジスペースやカウンターなど説明や体験を行なうスペースがあるほか、Ploom Xの別売フロントパネルのカラーバリエーションやタバコスティックが展示されている。
Ploom Xスターターキットの価格は3,980円。8月17日から10月4日まで、発売記念キャンペーン価格の1,980円にて販売する。先行発売店舗では、8月16日まで2,000円値引きクーポンを配付する。
1階では、3方向を囲む大型映像とサラウンド音響に包まれるインスタレーション作品「Primitive Sense」を展示しており、そこでのPloom X体験も可能。7つのPloom Xが用意され、選択したデバイスによってインタラクティブに映像が変化するほか、当日の天気、気温、気圧、湿度、風速といった外部環境データや時間の移り変わりによっても変化。映像パターンは、それらの組み合わせによる5,040通りあるという。
そのほか、映像と融合しながらモーションウォールが動く壁面インスタレーション作品「Nature Breath」も展示されている。