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東京駅前に超都心型データセンター。「TOKYO TORCH」街区
2021年7月2日 12:13
三菱地所と丸紅が出資する丸の内ダイレクトアクセスは、東京駅日本橋口前に位置する常盤橋エリアで三菱地所が開発を進める「TOKYO TORCH(東京駅前常盤橋プロジェクト)」の街区内に、「大手町第2データセンター」をオー プンした。
同データセンターは、2001年に丸の内地区に開設した 「丸の内データセンター」、2012年に大手町地区に開設した「大手町データセンター」に続く、3カ所目となる。
リモートワーク環境は、ポストコロナ時代も進むことが想定され、また、各企業のDXへの取り組みもますます進むと見られ、AI活用や画像分析などの高負荷サーバーを活用するシーンも増加している。また、個人情報保護の観点から、海外にあるデータを国内に移管する動きも出てきており、今後もデータセンター需要は堅調に推移すると見られる。
そのため、インターネットの中心地で、多くの企業、金融機関、通信事業者等が集積する、大手町・丸の内・有楽町地区(大丸有地区)におけるデータセンターのニーズも高まっており、既存の「丸の内データセンター」「大手町デ ータセンター」についても高稼働の状況という。さらなる需要に対応すべく、新たにデータセンターを開設する。
また、三菱地所が大丸有地区の新しいまちづくりとして推進する「TOKYO TORCH」の重要なITインフラとして機能する役割も担っていく。
データセンター内には、生体認証をはじめとするセキュリティに加え、災害対応として、約72時間継続稼働可能な非常用発電機を装備。大手町地区に集積する複数の大手IXやデータセンターと自社の光ファイバー網で直結できる強みを活かし、通信ロスのない快適なインターネット相互接続環境を提供するとしている。
総ラック数は130。電源は、ビル受電が本線予備線方式、非常用発電機はガスタービン発電機で燃料備蓄72時間。空調は空冷N+1冗長構成。