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初代Oculus Quest、PCと無線接続が可能に
2021年6月18日 13:04
初代Oculus QuestがAir Linkに対応
v30では、Oculus Questの初代モデルでも、ゲーミングPCとWi-Fiで接続しPC向けVRゲームなどを表示できる「Oculus Air Link」を利用できるようになる。最新モデルであるOculus Quest 2は、4月からAir Linkに対応していたが、初代Oculus Questでも対応する。
Air Linkの利用には、5GHz帯のIEEE 802.11ac/axをサポートするWi-Fiルーターが必要で、PCは有線のイーサネット接続でLANに接続しておく。PCに搭載するGPUでサポートされるのは、GeForce GTX 970以上、AMD 400シリーズ以降など。ユーザーはPCにOculusのソフトウェアをダウンロードし、ベータ版の機能としてAir Linkを有効にしておく。Oculus Quest側ではテスト機能として搭載されるAir Linkを有効にする。
同社では、Air Linkのパフォーマンスや画質、信頼性については、今後も改善を続けていくとしている。
Oculus Questシリーズはスマートフォン相当のプロセッサーやトラッキング用カメラなどを搭載した、スタンドアローンでVRコンテンツを楽しめるオールインワンのVRヘッドセット。一方で、ゲーミングPCとUSBケーブルで接続すれば、PC向けのハイエンドなVRコンテンツを楽しめる「Oculus Link」という機能も提供されている。Air Linkは、この際のUSB接続をWi-Fi接続に変更できるもの。これまではサードパーティ製アプリや開発者向けのオープンソースソフトウェアで同様の無線接続機能を利用できたが、Oculusのシステムが公式に対応する形となる。