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千葉県柏に首都圏最大級のロボット検証拠点。自動運転やドローン開発

三井不動産は、開発途上のロボットやドローンなどのモビリティの開発をサポートする「KOIL MOBILITY FIELD」を6月15日にオープンする。場所は、千葉県の柏の葉スマートシティ「イノベーションキャンパス地区」内の135街区。

インキュベーション施設オフィス「KOIL」シリーズ初の屋外施設で、自動運転やマイクロモビリティ、ドローンなど、ロボット関連産業において課題とされてきた開発中のロボットを安全にテストできる「開発検証フィールド」。

開発検証の内容に合わせた場を複数用意し、受付窓口を簡略化してワンストップで利用可能。都心から近く、近隣に宿泊施設、商業施設があり、中長期的な開発検証に有利とし、今後さらに開発・実験をサポートする各種施設がオープンする予定。

公道を利用する開発検証や実証実験は行政などとの手続きに時間がかかることが多く、スピード感を求めるベンチャー企業等のニーズに応えられないことがあった。特にドローンの場合は、機体の暴走防止のため、全面をネットで覆った緩衝ネット付飛行場でのテスト環境が必要になる。自由にロボットをテストできる検証フィールドも、首都圏エリアでは少ない。

都心からのアクセスが良い柏の葉スマートシティに検証フィールドや施設を設置することで、多くの企業や大学等の研究開発者の利用を促進する。

施設内は、自動運転や歩行支援ロボット開発などに向けた全長400m、幅員7mの「モビリティサーキット」、水素燃料電池ドローン、有人ドローンなどの開発を行なえる「ドローンフィールド(緩衝ネット付飛行テスト施設)」(23m×18m、高さ9m)、ロボット草刈り機開発用の「草刈りフィールド」(1,245m2)、モニターや充電環境を備えたコントロールルームとして「作業室(トレーラーハウス)」(電源・空調完備)などからなる。

さらに、柏の葉IoTビジネス共創ラボの一環として、ラボ会員へはMicrosoft Azureのサブスクリプション無償枠提供を開始。KOIL MOBILITY FIELDで開発されるドローンやロボット等では、様々なデータを取得して機体をコントロールすることが求められるため、これによりロボット開発のサポートを行なう。

所在地は千葉県柏市正蓮寺393番地 中央135街区1内。つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅徒歩11分。敷地面積は6,545m2