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新幹線の予約状況で乗合タクシー手配、奥津軽の観光用で実験

JR東日本は、新幹線の予約状況などのデータから利用人数を予測し、最適な台数・サイズの乗合タクシーを手配してシームレスな移動手段を提供する実証実験を津軽半島で行なう。期間は8月1日と7日~15日。

JR東日本の盛岡支社が、JR東日本スタートアップ、電脳交通、奥津軽観光と連携して行なう実証実験。津軽線の観光用の臨時列車(蟹田駅~三厩駅間)が運行できない日の代替交通として、今年は乗合タクシーが手配される予定。この乗合タクシーの配車について、新幹線「はやぶさ1号」の予約状況などのデータを活用し、利用人数を予測して、サイズや台数など最適な配車を行なう。新幹線の予約状況などのデータを活用する実証実験は、山形新幹線米沢駅に次いで2例目。

実施区間は、往路が北海道新幹線奥津軽いまべつ駅停留所(津軽線津軽二股駅)~津軽線三厩駅~龍飛崎停留所間。復路が龍飛崎停留所~北海道新幹線奥津軽いまべつ駅停留所(津軽線津軽二股駅)間。これにより、例えば往路では、東京駅で新幹線に乗車後、奥津軽いまべつ駅の1回の乗り継ぎだけで本州最北端に到着できる。

タクシーの利用金額は1回1人あたり500円。往路の乗客のみ復路の利用が可能。往路ではルート上の希望の場所で降車できる。途中乗車は不可。予約制ではなく、満席で利用できない場合がある。また、実証実験に参加しアンケートに回答すると抽選で特産品などがプレゼントされる。