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パナソニック、天窓を人工的に再現する「天窓Vision」

導入イメージ

パナソニック ライフソリューションズは、雲が流れる空や揺れる木々などを映し、天窓を人工的に再現する空間演出システム「天窓Vision」を開発。6月1日より関連エンジニアリング事業会社を通じて展開する。天窓Visionを核とした、照明や音響などを組み合わせた空間演出のソリューション提案を計画する。

同社は2019年に、自然光が取れない閉鎖的な場所で自然とのつながりや解放感を感じられる空間演出をするため、雲が流れる空などを映し、天窓を人工的に再現する空間演出システム「天窓照明」を開発した。

天窓Visionは、天窓照明と比較し発光面積が約2.4倍となる約1.1m角の大型タイプを展開し、さらに本体連結が可能。よりダイナミックで解放感のある空間演出ができる。連結は最大で3台まで、映像コンテンツの連動は6台まで。最大で幅約3mの疑似天窓が導入できる。

天窓Vision
複数台使用例

スペースが限られる天井裏に対応するため製品の高さを約30%低減するとともに、小型タイプも展開。設置場所の自由度を向上している。

映像については、葉や雲の動きなどをしっかりと表現できるよう解像度を高め、「桜」や「冬景色」などの新たな映像コンテンツを追加している。

時間帯に合わせて映像コンテンツの切り替えが可能
春・夏・秋・冬など季節の移ろいを演出することも可能
映像コンテンツ

そのほか、天窓Visionの空間演出に合わせて照明や音響などの機器を連動できる制御ユニットを、夏頃の完成を目指して開発している。天窓Visionに光や音などを組み合わせ、「バイオフィリックデザイン」にデジタル技術を掛け合わせた新たな空間演出として提案する。

各種機器連動イメージ
空間演出システム「天窓Vision」