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カルティエ、「パシャ」クロノグラフや「タンク」新作

「パシャ ドゥ カルティエ」41mm クロノグラフ

カルティエは、腕時計の新作として、「パシャ ドゥ カルティエ」「タンク マスト」を発表した。スイス・ジュネーブで開催されているイベント「Watches & Wonders」(ウォッチズ&ワンダーズ)にて公開した。ほかにも多数の新作が発表されている。

パシャ ドゥ カルティエ

「パシャ ドゥ カルティエ」の新作は、41mmのクロノグラフと30mmモデル。「パシャ」コレクションは1985年に登場、力強いデザインコードとチェーンで結ばれたリューズカバーなどが特徴になっている。2020年のリニューアルでは、ブレスレットが交換可能になり、サファイアクリスタルのシースルーバック、新しいリューズなども取り入れた。

41mmのクロノグラフは、自動巻きで自社製の機械式ムーブメント「キャリバー 1904-CH MC」を搭載。目盛り付きの回転ベゼルも装備する。

カルティエが開発した「クイックスイッチ」システムによりブレスレットはワンプッシュで簡単に交換可能。「スマートリンク」システムによりメタル製ブレスレットは道具なしで1リンク単位の調整が可能になっている。

30mmモデルは、2020年に登場した35mmモデルに続く小型モデルで、クオーツムーブメントを搭載。ジュエリーウォッチとしてもバリエーションが展開される。

「パシャ ドゥ カルティエ」30mmモデル

タンク マスト

新作の「タンク マスト」は、1917年に発売された「タンク」から連なるコレクションの最新モデルで、1970年代に登場した「マスト」の要素も取り入れた。新たにソーラー発電ムーブメントのモデルも加えている。

縦枠は丸みを帯び、ダイヤルのプロポーションは再解釈されているほか、リューズやバックルも伝統に立ち返ったモデルとなっている。自動巻きの機械式ムーブメントを搭載するほか、小型モデルはクオーツムーブメントを搭載する。

「タンク マスト」ラージモデル

ダイヤルの印字や装飾を廃し、レッド、ブルー、グリーンで展開するクオーツムーブメントのモデルもラインナップする。

ソーラー発電でクオーツムーブメントのモデルは、目には見えない微細な穴の空いたローマ数字部分から光がダイヤル下の発電層に到達、発電を行なう。この「ソーラービート」ムーブメントでは電池寿命が約16年となっている。ストラップは新素材で非動物性となり、約40%がのリンゴの廃棄物から作られる植物素材で構成。カーフスキンストラップの製造時と比較して環境負荷を低減する。

「タンク マスト」ソーラービート搭載モデル

Maud Remy-Lonvis (C)Cartier
(C)Cartier
Laziz Hamani (C)Cartier