ニュース

エアコン制御にも活用できる黄砂・PM2.5予測API。ウェザーニューズ

1kmメッシュ黄砂予測API(九州)

ウェザーニューズは、黄砂予測APIとPM2.5予測APIの提供を開始した。黄砂およびPM2.5のデータをAPIで提供するサービスは日本企業では初。

企業向けに黄砂とPM2.5の予測データを提供。黄砂・PM2.5が飛散するリスクを、黄砂は1kmメッシュの高解像度、PM2.5は15kmメッシュで提供する。60時間先まで1時間ごとに各飛散量を指数化し、“少ない”“やや多い”“非常に多い”の3段階で提供。予測には実況データを反映した独自の大気化学輸送モデルを用いた。更新頻度は1日2回。

PM2.5予測API(関東)

予測データは、クラウドを経由しAPIなどで提供するため、企業システムとの連携が容易。あらかじめ緯度経度を設定しておくことで、対応する黄砂・PM2.5の予測データを自動で取得できる。

企業システムやビジネスデータとの組み合わせで、新サービスや製品の開発にも活用できるという。例えば、アラート配信や企業システム上で警告することで、視界悪化に備えた作業延期や、屋内への侵入を防ぐ窓閉め、外出を控えるなどの対策を促せる。また、自動車の洗車を促すクーポン券や、空気の状況によって自動で空気清浄運転を開始するエアコンなどにも活用できるとし、すでに大手空調メーカーで導入が始まっているという。