ANA、機内新聞をデジタル化。「翼の王国」も

ANAは4月より、ANAグループ機内誌「翼の王国」や機内サービスの雑誌・新聞の提供を、紙からデジタルへ順次切り替える。利用者は、ANAアプリを通じて自身のデジタル端末で利用する。

翼の王国は、これまで機内やラウンジでのみ提供していたが、デジタル化以降は搭乗の有無にかかわらず、誰でも時間や場所を問わず、ANAアプリやANA SKY WEB上で閲覧可能。デザインレイアウトは、スマートフォンの画面上でも読みやすいよう一新する。従来と同様に、日本語・英語・中国語の3言語で提供する。

ANA便に搭乗し、紙冊子を希望する乗客には、A5サイズにコンパクトになった紙冊子版を提供する。

機内で提供する雑誌や新聞は、ANAアプリからダウンロード可能なデジタル版コンテンツへと切り替える。雑誌サービスは4月1日からで、対象は国内線、国際線ともにANA運航便をANA便名で予約した全ての乗客。新聞サービスは7月頃予定で、対象はANA運航便をANA便名で予約した乗客のうち、指定の搭乗クラス利用者もしくは会員ステータス保持者。

新聞サービス対象者

ダウンロードは搭乗便出発予定時刻の24時間前から可能で、ダウンロードした雑誌や新聞は自身のデジタル端末で、到着予定時刻の24時間後まで閲覧できる。

デジタル版コンテンツの特性を生かし、ラインアップを拡充。日本語、英語をはじめ、多言語のコンテンツを用意する。具体的なタイトルなど詳細は決定次第、ANA SKY WEBにて順次告知する。

今回の新サービス導入により、紙の利用が年間約1,540トン削減され、また機体重量の低減による燃料使用量/CO2排出量も削減できるとしている。