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凸版、上半身の歪み評価サービス。姿勢の傾向や安定保持力を可視化

凸版印刷とFIGUR8社(米国)は、筋骨格センサーを活用した上半身の歪み評価サービスを開発。微細な上半身の軸のズレや肩の上昇具合などを高精度に定量化することで、姿勢の傾向や安定保持力の可視化を可能とした。

モーションセンサーを耳上、首下に装着し、筋骨格センサーを左右の上腕二頭筋に装着。15秒間、座った状態で姿勢保持もしくは立った状態で姿勢保持し、安定保持力を測定する。また、立った状態で腕を左右水平にして15秒間姿勢保持し、耐久性を測定する。

肩こり、腰痛、首の痛みを持つ人や、怪我の多いアスリートなどで、筋骨格疾患による経済的損失や医療費の増加に対して注目が高まっているという。一方で場所、時間、費用の制約上、患者一人一人の疾患状況や改善目標にあったパーソナルサービスが提供されにくいという課題がある。

また、体軸のズレや過緊張に伴う身体の歪みなどの問題を抱える筋骨格疾患となる患者が、長期的にボディケアやリハビリを実施する際、効果の指標が複雑化しており、最適で効果的なサービスを受けているか判別しにくいことも課題に挙げる。

上半身の歪み評価サービスは、これらの課題を解決するために開発。短時間で場所の制約なく実施でき、適切で分かりやすい指標を基に、最適なパーソナルサービスを提供しやすい環境を構築するとしている。

今後両社は、フィットネス、リハビリ、スポーツ産業向けに2022年度内の販売を目指す。また、下半身の身体機能評価(柔軟性、稼働性、安定性など)を基に、サービス提供者が最適なパーソナルサービスを提供しやすい環境の構築を目指す。そのほか、筋骨格センサーをベースにした各種機能評価や、過緊張を緩める感覚のトレーニングプログラムなどの開発も予定している。

同サービスは、2月24日から26日に幕張メッセで開催される「第4回 Japan Sports Week」の凸版印刷ブース(ブース番号:8-91)に展示し、デモ体験を実施する。