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auじぶん銀行、行名変更1周年。通信・証券連携で資産づくり

JOYさん、じぶん銀行臼井社長、倉科カナさん

auじぶん銀行は、2021年2月9日で「じぶん銀行」から「auじぶん銀行」へ行名を変更して1年経つことを記念し、「行名変更1周年感謝キャンペーン」を開始した。また、預金口座数の増加に伴い、5つの支店を新設する。

キャンペーンは新たにアプリ利用で500円など、FXやスマホでビット、住宅ローンなどごとに11種類を用意する。

新たな支店名は、「そら」「だいち」「もり」「みずうみ」「かわ」の5つ。新支店の追加は今夏を予定している。従来は「あか」「だいだい」など、虹をイメージした7色を支店名だったため、新支店は「虹のかかる場所」をテーマに決定した。

「au力」で銀行サービス強化

auじぶん銀行の臼井朋貴社長は、auとPontaの顧客基盤を生かしたauフィナンシャルグループ「スマートマネー構想」の中核企業として、スマホ銀行の取り組みを進めていく方針を強調。同行の口座数は420万口座を超え、預金残高は1.8兆円となった。預金残高は直近の2年で7,600億円積み上げ、順調に拡大しているという。また、住宅ローン取扱高は開始から約5年で1.1兆円になった。

同行の目標は「お客様に一番身近に感じていただける銀行」。特に力を入れている住宅ローンは、2020年度の実行額が5,600億円となり、コロナ禍においても前年比170%と拡大している。支持されている理由は、ガンと診断されると自動的に残高が50%になる「ガン50%保障団信」などの団信(団体信用生命保険)や月次返済保障の充実。「オプションではなく標準」になっており、安心感が支持されているという。

さらに、auとの連携も強みとする。au契約者向けの優遇金利により、2回線以上のau利用者は0.07%を優遇。auでんき(0.03%)とあわせて0.1%の優遇により、変動金利の年0.41%が0.31%となるなど、グループ各社が連携することで金利面での優位性がでることをアピールした

一方、「資産形成」については、米国などと比較し、日本では資産運用にまわる金額が少ないことに言及。長期分散投資による安定した資産形成に向け、入り口のサービスとして「au PAYポイント運用」の活用をアピール。類似サービスに比べて高パフォーマンスを示していることなどに触れ、「まずポイントで試して投資を実感してほしい」とした。

auじぶん銀行 臼井社長

投資に慣れた人にはauカブコム証券の活用を促すほか、証券・銀行口座を連携させる「auマネーコネクト」による普通預金金利の優遇などグループ内のサービスにおけるシナジーを追求。投資初級者から上級者までの資産形成をサポートしていく。