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楽天モバイル、5Gサービス開始。2,980円の「Rakuten UN-LIMIT V」
2020年9月30日 17:31
楽天モバイルは、9月30日から5G通信サービス「Rakuten UN-LIMIT V」を提供開始した。従来から展開していた月額2,980円の「Rakuten UN-LIMIT 2.0」をアップグレードし、追加料金なく5Gサービスを利用可能になる。
Rakuten UN-LIMIT 2.0を契約中の人は、「my 楽天モバイル」アプリかウェブサイトから「Rakuten UN-LIMIT V」へのアップグレード手続きが可能。手続きをしない場合でも、10月12日から順次、Rakuten UN-LIMIT Vへのアップグレードが適用される。
なお、Rakuten UN-LIMIT Vは3月から展開している新規契約300万名対象のプラン料金1年間無料キャンペーンの対象となる。
5Gサービスエリアは、東京都、神奈川県、埼玉県、北海道、大阪府、兵庫県の一部地域(9月30日現在)。東京都の場合、世田谷区瀬田、上野毛、玉川、野毛など楽天モバイル本社の二子玉川周辺と板橋区板橋3丁目付近。同社の5Gサービスエリアページでも、各都道府県とも現時点ではかなりエリアが限定されている。今後、エリア拡大を続け、2021年3月までに全都道府県でサービス開始予定。また、'21年第2四半期にSA(Stand Alone)方式での5Gサービス展開を見込む。
通信速度はサービス開始時点では、下りが最高約870Mbps、上りが約110Mbps。11月中に下り最高約2.8Gbps、上り約275Mbpsまで高速化する予定。
5G対応のオリジナルスマートフォン「Rakuten BIG」も発表。また、6月より販売している「AQUOS R5G」も30日からソフトウェアアップデートにより、楽天モバイルの5Gサービスに対応する。
楽天モバイルでは、「Rakuten UN-LIMIT V」の1プランのみで展開。料金の安さと料金プランのシンプルさを強みとし、楽天の三木谷浩史会長は「タダ5G」とアピールした。
また、10月下旬を目処にコミュニケーションアプリ「Rakuten Link」のデスクトップ版を提供。グループチャットやSMS、通話などの機能をスマホだけでなく、PCでも利用可能とする。Windows版とMac版を提供し、今後クラウドストレージやビデオ通話などの機能強化も予定している。