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NTT Com、交通費も経費も自動精算する「SmartGo Staple」
2020年9月30日 17:11
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、「モバイルSuica」と、法人用プリペイドカードが連動する経費精算アプリによって、経費精算のデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現する「SmartGo Staple」の提供を開始した。月額利用料金は1IDあたり1,000円から。
従業員による交通費と、その他の経費の支払いをキャッシュレス化し、煩雑な経費の精算業務を自動化する。経費精算アプリに取り込まれたデータは、簡単な申請とチェックのみで経理システムと連携でき、企業における経費精算業務を効率化できる。
NTT Comが2019年より提供していた交通費の精算を自動化するサービス「Smart Go」と、クラウドキャストが開発・提供する経費精算サービス「Staple」、法人プリペイドカード「Stapleカード」を連携し、交通費に加え、その他の経費についても自動で精算できるサービスとして開発したもの。
「モバイルSuica」で支払った交通費や、専用の法人用プリペイドカードで支払った経費を、経費精算アプリに自動で取り込める。従業員は、取り込まれた経費データを管理者に送信し、管理者は簡単なチェックを行なうだけで、経理システムに経費データを送ることができる。領収書は経費精算アプリで撮影して添付可能。これにより、従業員による交通費・経費の精算業務をゼロにできるとしている。Suicaの利用については、プライベートで使用するモバイルSuicaとは別に、業務用のモバイルSuicaを登録する。
また、立て替え払いがなくなるため、経理担当による振込の手間や振込手数料の削減ができるほか、申請漏れや申請ミス、不正利用も防止できる。
カードは、専用の法人プリペイドカードを使用。法人用クレジットカードと比べ、与信が不要であることから正社員以外の従業員にも配布しやすい。
カードへのチャージは、あらかじめ専用口座に振り込んでおいた金額の中から、管理者が従業員ごとに指定した金額をチャージできる。管理者が必要な分だけリアルタイムでチャージでき、カードの紛失時に管理者が即時にカードをロックできる機能も備える。
全従業員が決済手段を持てることで、研修やセミナーの申し込み、書籍の購入などを行なうハードルがさがり、管理者は利用額のコントロールがしやすく、利用履歴も改ざんできないため、利便性向上とガバナンスの強化を両立できる。オフィスへの納品など従来の調達業務が困難なコロナ禍においては、ECなどを利用した従業員単位での発注や自宅配送などを行ないやすいメリットもある。