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岡山駅前に新ランドマーク。商業施設・ホテル・住宅の複合施設

外観完成予想図

野村不動産は、岡山駅前の再開発事業について、再開発組合を設立したことを発表した。商業、ホテル、住宅、コンベンション施設などの拠点機能をもつ、岡山市のランドマークとなるまちづくりを目指す。2022年度着工、2026年度竣工予定。

事業名は、「岡山市駅前町一丁目2番3番4番地区第一種市街地再開発事業」。事業を検討している地区は、低・未利用の土地が多く、既存建物の老朽化も進んでいることから、都市機能の再整備が望まれる状況にあったという。

再開発計画におけるまちづくりのコンセプトは「OKAYAMA GATE PLACE」。多様な人々が集い賑わう、岡山駅前の新たな顔となる複合施設を目指す。

計画では、大屋根を備えた広場を整備。地域イベントで岡山の魅力を発信するとともに、非常時には避難場所としても機能する場所とする。

広場

敷地内通路では、観光バスベイの設置やデジタルサイネージでの観光情報の発信により、観光客の利便性を向上。

敷地内通路

1階共用ロビーには、ホテルと合わせてコンベンションホールを設置し、周辺コンベンション施設との連携により、岡山市が推進するMICEの誘致を促進する。

1階共用ロビー

そのほか、歩道状空地の確保により、歩行者空間にゆとりを生み出し回遊性向上を図る。

歩道状空地

施行区域面積は約1.4ha。建築面積/延床面積は、西街区が約4,400m2/約67,600m2、東街区が約2,700m2/約14,600m2。西街区が住宅棟およびホテル棟、東街区が駐車場棟という構成で、主要用途は西街区が住宅(約440戸)、ホテル、店舗、東街区が駐車場(約370台)、店舗。

配置図

規模は、住宅棟が地上32階・地下2階、ホテル棟が地上16階・地下1階、駐車場棟が地上6階。

事業には、参加組合員として野村不動産とJR西日本不動産開発、特定業務代行者として奥村組、再開発コーディネーターとしてユーデーコンサルタンツが参画する。