みずほ、紙の通帳発行に1,100円。通帳レスの「e-口座」開始

みずほ銀行は2021年1月18日より、最大10年間分の取引明細をオンラインで確認できる「みずほダイレクト通帳」の提供を開始。あわせて、新規開設口座についての通帳発行手数料を新設する。通帳発行手数料は1冊につき1,100円(税込/以下同)。

みずほダイレクト通帳は、同日より取扱いを開始する、通帳・入金帳(以下、通帳)を発行しない口座「みずほe-口座」内のサービス。個人・法人を対象とする。

個人に対しては、通帳発行の代わりとして「みずほダイレクト通帳」を提供。「みずほダイレクト」を利用のうえ、別途同サービスの利用申込により、みずほダイレクト上で最大10年間分の取引明細が確認可能となる。

法人の場合は、インターネットバンキングで利用明細を確認可能。また、通帳を発行せず取引明細を「リーフ(預金取引明細表)」にて提供するリーフ口口座に切り替えることで、各種取引明細がWeb上で確認できる「みずほWEB帳票サービス」を利用可能となる。あわせて、みずほWEB帳票サービスの対象預金科目を拡大し、定期・通知預金、外貨預金を確認可能な帳票に追加する。

通帳発行手数料の新設は、みずほe-口座の取扱開始に伴う変更。2021年1月18日以降の通帳の新規発行・繰越時の手数料として、1冊1,100円の手数料を新設する。個人・法人が対象。

2021年1月17日以前の開設口座や通帳発行・繰越時70歳以上の利用者には手数料は発生しない。また、みずほマイレージクラブ S ステージ適用の個人は、繰越時の手数料は無料。通帳喪失時等に再発行する際の手数料については変更はなく1,100円。

1年間以上通帳の記帳がない場合の取扱いも変更。すべての口座を対象に、毎年1月末時点で1年間以上記帳取引のない口座を、自動的に通帳レスの「みずほe-口座」に切り替えとなる。切替後は、キャッシュカードやみずほダイレクト等での取引は可能だが、通帳を使用したサービスは利用できなくなる。

切替サイクルは年1回で、切替日は毎年3月上旬。2021年のみ2月下旬から3月上旬にかけて複数回実施。切替後に通帳発行を希望する場合は、店舗にて無料で再発行ができるが、通帳を喪失している場合は1,100円の再発行手数料がかかる。

通帳発行手数料、切替ともに、対象商品は普通預金、当座預金、貯蓄預金、定期預金、外貨普通預金、外貨定期預金。