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三井住友建設、飛沫を防ぐフェイスカバリングの作り方と型紙データ公開

三井住友建設は、飛沫の飛散を抑制すると同時に、熱中症の発生リスク低減できるという、現場でも使用されているフェイスカバリングの作り方と原寸大型紙データを公開した。

三井住友建設では、夏季における屋外作業でのマスク着用は熱中症の発生リスクにつながることから、身近な材料を用いたフェイスカバリングを形状・素材・寸法・装着感(肌ざわりや涼冷感)などの観点から検討。新日本空調の協力のもと、飛沫の飛散状況を可視化する実験を実施した。

可視化実験結果(飛沫のトレース画像)の例

現場で採用したフェイスカバリングが好評であったことから、希望する企業や個人が自由にフェイスカバリングを作れるよう、型紙と作り方の公開を決定。建設業界のみならず、屋外の暑熱環境下で従事する人や、散歩・ジョギングをする人など、広く利用してほしいとしている。

フェイスカバリングの原寸大型紙データはPDFで公開されている

頭部固定タイプ、耳掛けタイプ、ヘルメットのあご紐固定タイプの3種類の作り方を公開。頭部固定タイプの場合、材料は、原寸大型紙、生地(30×18cm以上)、フィッシュクリップ(2つ)、マスク用ゴム(25cm×1本)、コードストッパー(1個)。

手順は、印刷した原寸大型紙に合わせて生地を裁断。また、マスク用ゴムの両端にフィッシュクリップを固定。生地の上端部を15mmから20mm程度折り返し、端部にフィッシュクリップを付け、マスク用ゴムのセンター部分にコードストッパーを取り付ける。

使い方は、ゴムを後頭部にまわし、フェイスカバリングを装着。ゴムが緩い場合は、コードストッパーで調節する。