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クレカ少額決済やコード決済チャージの手数料引き下げ。NTTデータ「CAFIS」
2020年6月10日 18:01
NTTデータは、決済総合プラットフォーム「CAFIS」において、2020年10月から新しい料金の提供を開始する。クレジットカードの少額決済での手数料を引き下げるほか、QRコード決済へのチャージなども引き下げる。
近年、QRコード決済などの決済手段の利用が増え、キャッシュレス決済は数百円レベルの少額決済まで広がっている。そのため、CAFISサービスの料金(CAFIS処理料)の一部についても見直しを図る。
見直しが図られるのは主に2点。
ひとつは、クレジットカード取引におけるCAFIS処理料の引き下げ。
従来のCAFIS処理料は、決済金額にかかわらず1件あたり最大3.15円。1件あたりの単価が一律のため、少額決済では、カード会社の決済関連コストに占めるCAFIS処理料の割合が大きくなっていた。
そこで、クレジットカード取引における1,000円以下の少額決済について、10月以降は決済金額×0.3%に改める。この場合、決済金額100円の手数料は0.3円、決済金額1,000円の場合3.0円となる。なお、1,001円以上の手数料は従来とかわらず、1件あたり3.15円。
もうひとつの見直しは、QRコードのチャージなどに利用されるCAFIS即時口座振替取引のCAFIS処理料。
QRコード決済では、利用者が銀行口座からのチャージを行なう際に、利用者とQRコード事業者の銀行口座間の資金移動の仕組みとしてCAFISのネットワークが利用されており、金融機関が処理料を負担している。
このCAFIS処理料は、これまでは1件あたり最大3.15円だった(規模等により異なる)が、新料金では1件あたり1円に改められる。NTTデータでは、「QRコード決済の普及・推進を目的とした新料金」としている。