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3メガバンクやJR東、NTTらがデジタル通貨で共同の勉強会

ディーカレットは、デジタル通貨でのデジタル決済インフラの実現を目指すための勉強会を6月から順次開催する。勉強会には、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行の3メガバンクや、JR東日本、NTTグループなど国内主要企業、有識者が参加。日本銀行や金融庁、経済産業省などもオブザーバーとして参加する。

勉強会は、デジタル通貨やデジタル決済インフラに対する課題と解決方法の検討、議論を進め、実現に向けた合意点を見出し、サービスやインフラの標準化の方向性を示すことを目的とする。

主な論点は、国内外におけるデジタル決済、デジタル通貨の実例研究と、ブロックチェーン、分散型台帳技術など新しいデジタル技術の取引・決済インフラへの応用、デジタル通貨決済の潜在的な活用領域とその効果、望ましい姿、将来の可能性など。サービス提供範囲や利用価値の対価、提供者・関係者の役割、標準化など実現における課題などを整理する。

中央銀行のデジタル通貨ではなく、民間での取り組みについて議論を進め、デジタル通貨の実現を幅広い視点で議論していく。また、特定の事業者の接続などを協議する場所ではないとしている。

勉強会の座長は、前日本銀行決済機構局長で、フューチャー株式会社 取締役の山岡浩巳氏。事務局はディーカレットで、開催期間は2020年6月~9月(各月1~2回)。終了後に、勉強会の議論をまとめた報告書の公表を予定している。

勉強会への参加者

参加企業

みずほ銀行
三菱UFJ銀行
三井住友銀行
インターネットイニシアティブ
KDDI
セブン銀行(セブン&アイ・ホールディングス)
NTTグループ
JR東日本
森・濱田松本法律事務所

協力企業

アクセンチュア
シグマクシス

オブザーバー

金融庁
財務省
総務省
経済産業省
日本銀行