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Google マップ、車椅子対応の場所を探せる新機能。ベビーカーにも使える
2020年5月22日 06:30
Googleは22日、Google マップに、車椅子対応の場所を簡単に探せる機能を追加した。Global Accessibility Awareness Day(GAAD)にあわせて、AndroidとiOSのGoogle マップに順次提供する。
Google マップでは、これまでもバリアフリーの交通機関や徒歩経路を探す機能を提供しているが、新たに「場所」のバリアフリー対応もわかるようになる。
新しいAccessible Places(「車椅子対応の場所」)機能を使って、バリアフリー対応状況の検索結果をGoogle マップでよりわかりやすく表示。これにより、目的地が車椅子に対応しているかどうかを「出発前に知る」ことができる。
「車椅子対応の場所」を有効にすると、車椅子対応の入り口が車椅子のアイコンで表示され、バリアフリーの座席、トイレ、駐車場があるかどうかを確認できる。車椅子対応の入り口がないと確認された場所については、その情報もマップに表示する。
また、「車椅子対応の場所」の導入により、Google マップでのバリアフリー情報の検索や共有が簡単になるため、車椅子利用者だけでなく、ベビーカー利用者、高齢者、配達員なども活用できるという。ドラッグストア、食料品店、レストランなどの外で立ち往生してしまうといった状況を避けるため、出発前にバリアフリー情報がわかるようになる。
車椅子対応の情報をGoogle マップに表示するには、アプリを最新バージョンに更新し、「設定」で 「ユーザー補助設定」 を選択、「車椅子対応の場所」を有効にする。
「車椅子対応の場所」は、日本、アメリカ、イギリス、オーストラリアのGoogle マップのユーザー向けに随時提供。その他の国についても、今後順次展開していく。