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TBM、洗える抗菌マスク「Bio Face」。植物由来の原料使用
2020年4月27日 18:17
TBMとバイオワークスは、植物由来のポリ乳酸の糸で製造した洗える抗菌マスク「Bio Face」を開発。国内外からの受注を開始する。価格は1枚入1,500円。生産枚数は7月までに10万枚/月以上を予定。
TBMは、紙やプラスチックの代替となる、石灰石を主原料とした素材「LIMEX」を展開している企業。またバイオワークスは、バイオプラスチックの改質剤を開発している企業。Bio Faceにおいては、ニット編み機メーカーの島精機製作所とも連携している。
従来のマスクの多くが石油由来プラスチックで作られているのに対し、Bio Faceは植物由来の、手術の際に抜糸せず人間の身体に分解吸収される縫合糸としても使用されるポリ乳酸の糸を使用しているため、環境性能、生体適合性に優れるという。人の肌と同じ弱酸性で、抗菌性、付け心地の良さなど実用的な機能性も備えるとする。
洗って繰り返し使用でき、洗濯耐久性は30回が目安。形状は付け心地やフィット感を考慮した、口周りに空間をもたせた立体的なシルエットを採用。また、ストラップを同時に編み込む一体構造とすることにより、耳元へのストレス軽減を図っている。なお、耳部/フレーム部の一部のみポリウレタン、ナイロンを使用。
フィルターの挿入口となるポケット加工が施されており、市販のウイルスカットフィルターや綿ガーゼなどを装着可能。6月には、Bio Face用の抗ウイルスカットフィルターの販売も予定する。
サイズは、子供用のXSと、大人用のSおよびM。カラーは、基本色はグレーで、染色やロゴ等の刺繍も可能。
今後は、国内に加え、海外での生産を展開する。