日本交通、ホンダの特殊車両で新型コロナウイルス宿泊療養者を搬送

日本交通は、ホンダが提供する特殊車両「感染者搬送車両(仕立て車)」による、東京都の新型コロナウイルスの宿泊療養者の搬送について、運行を受託することを発表した。

特殊車両は、運転席と後部の患者搭乗席が完全に仕切られ、圧力差によって運転者への飛沫感染を防止する構造。当面は5台体制で開始する。

特殊車両の運行は、運転者は患者の乗降時も車両を降りず、患者との接触は一切ない形で行なう。また運転者は、東京都が用意した医療用N95などのサージカルマスク、使い捨て手袋を着用する。

搬送するのは、都内での新型コロナウイルス感染者のうち、無症状者、軽症者等、入院治療の必要がない感染者。自宅から、東京都が用意したホテル等、医療機関以外の宿泊療養施設へ搬送する。

一般のタクシー利用者への二次感染がないよう、通常のハイヤー・タクシー運行とは全く別の体制にて運行する。