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新iPhone SE登場、44,800円から。iPhone“8”サイズで“11”並のスペック

第2世代の「iPhone SE」。左からブラック、ホワイト、(PRODUCT)RED

アップルは16日、低価格なiPhoneの新モデルとして、第2世代の「iPhone SE」を発表した。直販サイトでは4月17日の午後9時から予約受付を開始。4.7型のディスプレイを搭載しながら、CPUは第3世代ニューラルエンジン採用のA13 Bionicを搭載するなど、iPhone 11に近いスペックとなっている。価格は、ストレージメモリ64GBモデルが44,800円、128GBが49,800円、256GBが60,800円。カラーはブラック、ホワイト、(PRODUCT)REDの3色を用意する。

外形寸法は138.4×67.3×7.3mm(縦×横×厚さ)、重さは148gと、iPhone 8と同じ。CPUは、iPhone 11やiPhone 11 Proに搭載されている「A13 Bionic」を採用。ゲームやARなどもスムーズに動作するという。筐体にはアルミニウムとガラスが使われている。セキュア認証はTouch ID。

ディスプレイは、True Toneを備えた4.7型のRetina HDで、解像度は1,334×750ドット。ホワイトバランスを周囲の環境に合わせて自動的に調整する。Dolby VisionとHDR10の表示にも対応する。

本体は防水・防塵で、IEC規格60529にもとづくIP67等級に対応。水深1mで30分耐えられる防水性能となっている。

リアカメラは1基で、1,200万画素。明るさはF1.8。画像処理プロセッサとA13 Bionicのニューラルエンジンを活用し、ポートレートモードの撮影などに対応。HDR写真を撮影する事もできる。なお、iPhone 11と比べた場合、ナイトモード撮影機能や自動調整機能は備えていない。また、iPhone 11は超広角と広角カメラの2基だが、iPhone SE第2世代は広角カメラのみとなっている。

リアカメラは最大4K/60pの動画撮影も可能で、光学式手ブレ補正機能も搭載。4Kビデオの撮影中に800万画素の静止画撮影も可能。拡張ダイナミックレンジで、30fpsの動画撮影にも対応する。iPhone 11に搭載しているオーディオズーム機能は備えていない。

フロントカメラは700万画素で、明るさはF2.2。1080/30pの動画撮影も可能で、Retina Flashを搭載する。

SIMカードはデュアルSIM(nano-SIMとeSIM)に対応。Touch ID、Apple Payもサポートし、GPS/GNSS、デジタルコンパス、Wi-Fiも搭載する。リーダーモード対応NFCやFelicaにも対応する。

バッテリーの持続時間はiPhone 8とほぼ同じで、ビデオ再生で最大13時間、ストリーミングビデオ再生で最大8時間、音楽再生では最大40時間動作。Qiのワイヤレス充電にも対応。別売のアダプターを使用すると、30分で最大50%の急速充電も可能。