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警備ロボや自動運転バスで消毒液を無人散布。ZMP

ZMPは、警備ロボット「PATORO」に、消毒液散布機能をオプションとして追加した。ロボットによって感染危険地域などでの消毒活動を行なうことで、感染リスクや人員不足を補う。利用料金はロボット本体が月額10万円から、消毒液散布機能オプションが月額1万円から。買取契約も可能。

電動噴霧器により、無人での消毒液散布が可能。ロボット本体の自己位置認識機能や、カメラ等のセンサー情報を組み合わせることで、適切な場所で消毒液を噴霧できるという。手すりやエレベーターのボタンなど、手の触れることが多い設備や、スーパー病院など人が往来する屋内の巡回消毒を無人でできる。

PATOROは、2019年12月に自動走行する警備ロボットとして発表され、5月からサービス開始が予定されているもの。同社の自律移動技術を応用し、人が歩行する程度の速度で走行する、低速自動運転ロボットシリーズの一つとされ、無人で屋内外の警備を行なう。また、クラウドシステム「ROBO-HI」による遠隔監視や制御なども可能。

最大速度は時速6km。稼働時間は1時間充電で4から5時間。本体サイズは、65.4×78.1×108.9cm(幅×奥行き×高さ)。

また、自動運転RoboCar Mini EV Busでも消毒液散布オプションを追加。空港や、工場などの構内巡回バスやリゾート地区での移動バスなど、私有地での自動運転サービスに消毒液散布オプションを展開し、サービス事業者に提供する。