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SBI証券、口座開設がオンライン完結。eKYC導入で書類郵送不要に
2020年3月6日 17:25
SBI証券がeKYCを導入し、3月7日より口座開設手続きが、本人確認書類等の郵送による手続きなく、オンラインのみで完結するようになる。これにより、最短で翌営業日から取引を開始できる。
口座開設手続きを行なう際に、本人確認書類および自分の顔をスマートフォンで撮影して送信することで本人確認が完了する。一連の処理においては、ダブルスタンダードが提供するシステム「D-trust」を活用している。
D-trustでは、AI搭載のOCRおよび顔認証システムにより、免許証等の表裏面、厚み、その他の特徴を読み取るとともに、複数の角度から申込者自身の顔を一定時間撮影することで、法令に則った方式で本人確認を実施する。
郵送物が不要となる口座開設利用の条件は、20歳以上であること、スマートフォンを持っていること、マイナンバーカードもしくは通知カード+運転免許証を持っていること、自身の顔の撮影(正面+ランダムアクションの撮影)が可能であることの4つを満たす必要がある。
そのほか、銀行API参照による本人確認方法も導入。住信SBIネット銀行または三菱UFJ銀行の銀行口座を持っていれば、自分の顔の撮影をする代わりに、いずれかの銀行において本人確認済みであることをAPI参照により確認できる。
従来の口座開設では、本人確認書類をデータまたは郵送で提出した後、数日後に届く郵送物を受取る必要があったが、口座開設手続きのリニューアルにより、安全かつスピーディーな口座開設が可能になるとしている。
必要書類がないなど利用条件を満たせない人でも、アップロードや郵送で書類を提出する手続方法により口座開設ができる。