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イオン、紙袋含む全レジ袋有料化

導入予定のFSC認証紙袋イメージ(左)、本州・四国の「イオン」の店頭告知例(右)

イオンは4月1日より、「イオン」「イオンスタイル」「イオンスーパーセンター」等、全801店舗の直営全売場でプラスチック製・紙製を含むすべてのレジ袋の無料配布を終了する。

今後、プラ製レジ袋、紙袋ともに有料で販売する。プラ製レジ袋はSから4Lのサイズにより2円から5円で提供。紙袋は大、中、小を一律10円で提供する。なお有料レジ袋は順次、バイオマス素材配合や、FSC認証紙などの環境に配慮した素材に切り替えるとしている。

新しいバイオマス原料配合レジ袋のイメージ

また、同日プラスチック製レジ袋の無料配布を終了する業態・ 企業を拡大。対象は都市型小型スーパー「まいばすけっと」、ドラッグストア「ウエルシア」など。

イオンは、レジ袋の削減に向けて1991年より「買物袋持参運動」を開始。2007年には「レジ袋無料配布中止」を開始し、2013年に、イオンの食品売場のレジ袋無料配布中止店舗を全国に拡大、「マックスバリュ」等でも取り組みを進めてきた。

有料レジ袋の販売収益は、各エリアの自治体等に寄付し、環境保全活動に活用されているという。2007年から続けているこの寄付の2018年度までの累計金額は約7億161万円にのぼるとしている。

イオンは今後、繰り返し使える、再生プラスチックを素材に使ったマイバッグや、デポジット式の持ち帰り専用かご「マイバスケット」を提案し、資源を使い捨てにしないライフスタイルの定着を目指す。