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東京都が「東京ユアコイン」発行。時差通勤やマイバッグ利用で付与
2019年12月6日 22:00
東京都は、時差通勤やマイバッグ利用など、SDGsの推進を中心とした東京への社会的・経済的な貢献を行なった都民等に対して、「東京ユアコイン」を発行。1月からモデル事業を実施する。
目的は、経済発展と社会的課題の解決を両立する「Society5.0」の実現を加速させること。施策では、SDGs活動へのポイントの付与が、同活動への参加に対する意識・行動の変化や決済のキャッシュレス化に及ぼす影響について、効果検証を行なう。
受託事業者は、東急エージェンシーと三菱総合研究所。東急エージェンシーはTOKYU POINTを東京ユアコインの1つとして位置づけ、対象者にはTOKYU POINTを付与する。三菱総合研究所は東京ユアコインを付与。付与された東京ユアコインは、千代田区大手町・丸の内・有楽町地区内においてQRコード決済でポイントを消費できるほか、外部民間ポイントへの交換も可能となるよう調整している。ポイント発行規模は、各2,500万円相当で、計5,000万円相当。
東急エージェンシーは、2020年1月14日から2月29日に実施。オフピーク通勤促進事業、マイバッグ持参促進事業、地域商店街購買促進事業、自然環境保護促進事業に協力した人に対して付与する。
オフピーク通勤促進事業について具体的には、東急線都区内駅全53駅(世田谷線を除く)から出発するPASMO定期利用者のうち、オフピーク通勤により通勤混雑緩和に協力した人にポイントを付与する。電車とバスで貯まるTOKYU POINT登録者が対象。
そのほか付与対象者は、マイバッグ持参促進事業では東急ストア東京都内全47店舗でのマイバッグ持参者。地域商店街購買促進事業では、地域活性化への協力として、自由が丘商店街のTOKYU POINT加盟店で、TOKYU CARD決済で買い物をした人。自然環境保護促進事業では、東急財団の環境関連事業へ寄付した人。いずれもTOKYU POINTカード会員が対象。
三菱総合研究所は、2020年1月から2月に実施。詳細は調整中としているが、オフピーク通勤、およびマイバッグ持参、レジ袋なし、リユース可能な容器を使った弁当購入などプラスチックごみの削減に貢献した人にポイントを付与する。
なお、東急エージェンシーは生活エリア、三菱総合研究所はオフィスエリアのモデル事業としている。