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Osaka Metro、顔認証を用いた次世代改札機の実証実験
2019年11月25日 16:39
Osaka Metroは、顔認証を用いた次世代改札機の導入に向け、Osaka Metroの社員を対象とした実証実験を実施する。実施期間は12月10日から2020年9月30日予定。2024年度の、顔認証によるチケットレス改札の全駅導入を目指す。
実施場所は、長堀鶴見緑地線ドーム前千代崎駅 南改札口付近、中央線森ノ宮駅 東改札口付近、堺筋線動物園前駅 北改札口付近、御堂筋線大国町駅 北改札口付近。各駅に実験用改札機を設置する。
実施内容は、顔認証用カメラ付き改札機とQRコードリーダー付き改札機の実証実験。
改札機に備えつけたカメラで顔を捉え、事前登録した顔写真データとの照合・承認により改札ゲートを開閉。また、改札機に備えつけたQRコードリーダー(二次元バーコードリーダー)でQRコード(二次元バーコード)を読み取り、事前登録した社員データと照合し、承認により改札ゲートを開閉する。
実験で用いる改札機は、オムロンソーシアルソリューションズ、高見沢サイバネティックス、東芝インフラシステムズ、日本信号の4社の協力のもと、4駅それぞれ異なる改札機を試験導入。機能性、利便性やデザインについて比較検証する。
実験では、改札機本体に付属した顔認証用カメラのほかに、改札機の利用状況を俯瞰的に記録するカメラを設置。
個人情報については、顔認証用カメラでは録画はせず、対象者の顔を検知、認識した時点で特徴点データに変換し、認証サーバとの照合確認に使用する。俯瞰撮影用カメラでは、改札機を利用した社員の歩行スピードや動向を録画し、認証精度向上の検証や分析に使用する。
取得した画像は、外部に接続しない専用ネットワーク上で管理。録画データの利用期間はデータ取得後6カ月未満とし、期限が過ぎたデータは廃棄または個人が特定できない状態への加工を行なう。