トンボ鉛筆、8倍強度の消しゴム「モノタフ」。折れ・裂けにくい

トンボ鉛筆は、折れ・裂けに強い消しゴム「MONO TOUGH(モノタフ)」を、11月28日に発売する。価格は、大が100円、小が60円で、いずれも標準品の「MONO PE」と同価格。

モノタフは、ゴシゴシ消すことで、角が裂けたり、スリーブ(紙ケース)が食い込み亀裂が大きくなって折れるという不満点を解消した製品。生地のしなりにくさと硬さの向上を図り、新たな添加剤を練り込み、また加工法を工夫。MONO PEと同じ樹脂製ながら強度は約8倍としている。

トンボ鉛筆独自の「折れ強度試験」において、モノタフは同社の消しゴムの中で最も強度が高いという。

同時に、スリーブが生地を傷つけることを防止するため、独自の「ななめスリーブ」を採用。強い消し圧にも外傷がつきにくいとする。

食い込みと裂けの原因は、消し圧によって生地がしなり、スリーブに食い込み亀裂が発生。そのまま使い続けることで亀裂が深くなり、折れに至る。この現象に対し、ななめスリーブでは生地に触れているスリーブ端面を斜めにカットすることで、しなる力が1カ所に集中しないよう分散させ、裂けの発生リスクを抑えている。

さらに、ななめスリーブの効果を長持ちさせるため、消耗に応じてスリーブをカットするためのミシン目を、スリーブ尾部に入れている。

字を消す性能については、紙上の筆記線を一定条件で摩消し、その濃度を測定して摩消した筆記線の量を％で算出する「消字率」において、95％を確保。なおMONO PEの消字率は97％。

そのほか、消しゴムが折れにくい理想的な持ち位置が、スリーブのマークで示されている。

サイズと重量は、大が23×55×11mm(幅×長さ×厚さ)/19g、小が17×43×11mm/11g。品番は、大が「EF-TH」、小が「EF-THS」。