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アップルの動画配信「Apple TV+」スタート。Appleオリジナル作品
2019年11月2日 12:55
アップルは2日、新しい動画配信サービス「Apple TV+」を開始した。Apple TVアプリケーションで月額600円で利用できる。また、2019年9月10日以降にiPhone、iPad、Apple TV、Mac、iPod touchを購入した人は、Apple TV+を1年間無料で利用できるほか、Apple Music 学生プラン登録者も無料で利用できる。
Apple TV+は、iPhone、iPad、Apple TV、iPod touch、Macのほか、Amazon Fire TV(2日時点では日本未公開)などの他社製デバイス、ブラウザのtv.apple.com から視聴できるアップルの動画配信。Apple TVのハードウェアは必須ではなく、Apple TV“アプリ”に対応した様々なデバイスとブラウザから利用できる。
映画やドキュメンタリーなどのオリジナル作品が中心。Apple Originalsとして、独自の番組「ザ·モーニングショー」「SEE ~暗闇の世界~」「フォー·オール·マンカインド」などを配信。いずれも最初の3エピソードと公開しており、続きのエピソードは毎週金曜日に配信する。
また、「ディキンスン ~若き女性詩人の憂鬱~」や、ファミリー向けの「HELPSTERS ~お助けモンスターズ~」、「スヌーピー ~宇宙への道~」、「ゴーストライター」など、最初から全エピソードを配信する作品もある。
ドキュメンタリー映画「ゾウの女王:偉大な母の物語」や、オプラ·ウィンフリーが司会役となり、ゲストに作家を迎えて会話を楽しむ「Oprah’s Book Club」の初回放送としてタナハシ·コーツが小説「The Water Dancer」について語る回なども配信する。
オリジナル作品は約40言語の字幕や吹替えでも楽しめるよう構成。字幕にはクローズドキャプションも用意される。Apple Original作品はオーディオ解説(8言語)付きで視聴できる。
Apple TV+では、Apple製品のほか、Samsung製スマートTVやRoku、Fire TVなどのデバイスのApple TVアプリからも利用できる(対応状況は国による)。Samsung、LG、VIZIOの AirPlay 2 対応スマートTVでは、iPhone、iPad、Apple TV、iPod touch、Mac上のApple TVアプリケーションで再生したApple Original作品をテレビ側に転送·再生可能。ブラウザからの再生にも対応する。
また、ファミリー共有により、最大6人の家族メンバーで1つのApple TV+サブスクリプションを共有できる。
Apple TVアプリは今後、LG、Sony、VIZIOの各プラットフォームにも提供予定。一部のSony製スマートテレビのAirPlay 2対応は年内を予定している。