無印良品の家、平屋建て「陽の家」。全開口サッシで庭とつながる

MUJI HOUSEは、5年ぶりの新商品となる平屋建て商品「陽の家」を9月13日より販売開始した。千葉県いすみ市のモデル棟を21日より土日祝日限定、予約制で公開する。

無印良品の家では初の平屋専用商品。耐震性や断熱性など住宅に求められる本質的な性能を追求しつつ、庭とつながる全開口サッシや、木質感を大切にしたインテリア・エクステリアデザインを採用。幅広い年代の暮らし方に対応できるとしている。

平屋に対するニーズは年々高まってきており、無印良品の家のモデルハウス来場者へのアンケートからも、平屋をラインナップしてほしいという声が多くあったという。

耐震性および耐久性の高いSE構法と、充填断熱と外張り断熱を組み合わせた「ダブル断熱」を採用。シンプルな箱状の外観で、間仕切りを少なくした一室空間にすることで、住み手のライフスタイルや家族構成の変化に合わせ、空間構成を柔軟に変えられるとしている。

平屋だからこそ得られる庭とのつながりを重視し、窓をすべて壁に引き込むことができる全開口サッシを採用。全開時には開口部分に余計なものが見えず、開放感が得られるという。ウッドデッキは室内との段差がなく、フラットにつながる。

外壁には国産杉を使用した木製サイディングを標準設定。木材ならではの温かみが感じられ、その経年変化を楽めるとする。オプションでは、つなぎ目のないオリジナル塗り壁調仕上げも用意している。

木製サイディング(左)とオリジナル塗り壁調仕上げ(右)

リビングは、建物のかたちそのままが現れる勾配天井。登り梁を用いて、室内に余計な構造材を見せず、平屋でありながら開放的な空間になるという。

キッチンはオリジナルカウンター付フレームキッチンを設定。キッチンカウンターの下をオープンにし、無印良品の収納アイテムを利用して、使い勝手に合わせてカスタマイズできる。

「陽の家」間口5間半(10.01m)×奥行5.25間(9.555m)タイプの間取り例