ニュース
NECら、マンション共用部に顔認証で入退店管理する無人スーパー
2019年7月24日 15:46
NECソリューションイノベータ、ジョイフルサンアルファ、あなぶきハウジングサービスの3社は、24時間営業の小型無人店舗の共同開発し、マンションの共用部において、顔認証技術を用いた実証実験を開始する。期間は2019年8月30日から2020年8月29日。
無人店舗が設置されるのは、分譲マンション「コアマンション長崎ガーデンヒルズ」(長崎県長崎市川平町)のエントランスロビー内。売場面積は約16m2。マンション居住者(利用者)への実売と定期的な意見交換を通じて、無人店舗の事業性の判断や、システム・技術を含むサービス実運用の検証・課題抽出を行なう。
無人店舗はキーシステムとして、NECソリューションイノベータの顔認証技術を利用した入退館システムとセルフPOSシステムを利用。また、あなぶきハウジングサービスが提供する「ハピット」のデジタルサイネージ・システムを使った地域情報提供サービスも実装する。
既存のマンションに顔認証技術による入退室管理とデジタルサイネージによる情報提供を組み合わせた無人店舗を導入する事例は国内初。
取扱品目は生鮮食料品、弁当・惣菜、飲料、日用雑貨等約350品目。居住者にとっての「第二の冷蔵庫」「第二のキッチン」を目指す。マーチャンダイジングや商品供給などの運営面は、長崎市内にスーパーマーケットを展開するジョイフルサンアルファが担い、産直の新鮮野菜や果物など、一般的な無人店舗では扱うことが難しい商品を提供する。