ニュース

神戸市、人と公共交通優先の「三宮クロススクエア」に向け車線規制実験

神戸市は、税関線(フラワーロード)と中央幹線の一部を人と公共交通優先の空間とする「三宮クロススクエア」の整備に向けて、最大10車線から6車線への交通規制をする交通社会実験を行なう。場所は三宮交差点から中央区役所前交差点の間約400m。期間は7月1日から31日まで。

社会実験チラシ

神戸市では、2015年に策定した三宮周辺地区の「再整備基本構想」において、三宮にある6つの駅と周辺のまちを一体的につなぎ、交通拠点としての機能や回遊性を高める空間「えきまち空間」を整備することとしている。

三宮クロススクエア
イメージパース(三宮交差点より南をのぞむ)

三宮クロススクエアは、えきまち空間整備の核となるとしており、第1段階として2025年頃に10車線から6車線に、第2段階として2030年頃に6車線から3車線とする計画。

現況(三宮交差点より東を望む)
第1段階 2025年頃 10車線から6車線
第2段階 2030年頃 6車線から3車線

今回の社会実験は、第1段階を再現した交通規制で、車線数を再現するほか、横断歩道設置検討のために三宮交差点における信号サイクルを変更。交通量、渋滞長などを調査する。

社会実験チラシ(裏)
交通量等調査箇所図

自動車交通への影響などについて検証を行なったうえで、設計に反映させていくとしている。