京王電鉄は、京王線(笹塚駅~仙川駅間)連続立体交差事業により、高架化する7駅の外観デザインを決定した。代田橋駅、明大前駅、下高井戸駅、桜上水駅、上北沢駅、芦花公園駅、千歳烏山駅の外観デザインを一新する。
京王線(笹塚駅~仙川駅間)連続立体交差事業 縦断図 京王線(笹塚駅~仙川駅間)連続立体交差事業は、笹塚駅から仙川駅間の約7.2kmを高架化することで、25カ所の踏切を除却し、7カ所の都市計画道路を立体化。あわせて側道を整備する。京王電鉄と東京都、世田谷区、渋谷区、杉並区が連携して進めている。
代田橋駅
レンガ調や透明感のある素材を組み合わせることで、近隣の歴史的な建築物や玉川上水の流れを感じさせるデザインとした。
明大前駅
透明感のある素材をリズミカルに組み合わせることで、街の賑やかさと移り変わりが間近に感じられるデザインとした。
下高井戸駅
温かな色彩の大庇を街へ向けて広げることで、賑わいのある商店街との繋がりを表現したデザインとした。
桜上水駅
木質調等自然と調和する質感や柔らかな配色により、静かな住宅街と共存するデザインとした。
上北沢駅
落ち着いた色合いと透明感のある素材を組み合わせることにより、地元のシンボルである桜並木が映えるデザインとした。
芦花公園駅
木質調の縦格子を連ねることで書架を表現し、文学にゆかりのある街を感じさせるデザインとした。
千歳烏山駅
温かみのある配色と開放感のある粗目の格子により街との一体感を演出し、賑わいのある街に溶け込むデザインとした。
なお、パースは現時点でのイメージであり、実際とは異なる場合がある。京王電鉄では、引き続き、事業区間の高架化に向けて、安全に工事を進めていくとしている。