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1つのQRコードで複数の決済サービスに対応可能な「クラウドペイ」

デジタルガレージを中心とするDGグループは、1つのQRコードを店頭に設置するだけで、複数のQR・バーコード決済サービスを一括で導入できる決済ソリューション「クラウドペイ」を16日より提供開始する。

クラウドペイは、1つのQRコードを店頭に設置するだけで、複数のQR・バーコード決済サービスを一括で導入できるサービス。d払い、メルペイ、LINE Pay、Alipay、WeChat Payの5種のQR・バーコード決済サービスに対応する。

加盟店の利用申込みは16日から受付開始。サービスの提供はd払いが6月末から、メルペイが2020年3月から、LINE Pay、Alipay、WeChatPayは順次対応。今後も対応サービスを追加していくという。

クラウドペイは、店舗に設置したQRコードを消費者のスマホで読み取り、金額を入力して支払う読み取り支払い型(MPM方式)。加盟店は、POS端末など機器の導入やシステム改修が不要で、個別の事業者と都度契約することなく、複数のQR・バーコード決済サービスを一括導入できるため、複数サービスの契約やQRコードの管理などによる負担の軽減が見込まれる。

支払いの流れ

また、共通化された1つのQRコードを店頭に設置するため、レジ周りのスペースを取ることなく、消費者がどのQRコードを読み込むか迷うこともないとしている。クラウドペイの加盟店手数料は一律3.24%。「キャッシュレス・ポイント還元事業」の加盟店として、政府が実施するポイント還元の対象となる。

店舗設置用QRコードスタンドのイメージ

クラウドペイの加盟店専用アプリでは、すべてのQR・バーコード決済サービスの取引管理機能を提供。決済状況の確認やキャンセルをアプリ上で完結できる。従来のMPM方式のように消費者のスマホで決済完了を確認したり、各サービスの管理画面でキャンセル処理を行なう必要がないため、加盟店の運用の手間を削減できる。

売上金は、決済手段に係わらずクラウドペイから一括入金されるため、経理業務の省力化も図れるとしている。